2017/10/06
本日は,石川県こころの健康センターで,「ゲートキーパー指導者研修」を受講しました

「ゲートキーパー」とは,「いのちの門番」つまり地域における自殺予防の担い手として,気づき・つなぎ・見守り等を行う市民のことです 「ゲートキーパー指導者」は,ゲートキーパーの養成や支援を通じて地域における自殺予防の中心的な役割を担う人です

弁護士は,多重債務・労働問題・家庭問題・相続(家族の死)など,自殺の原因となり得るトラブルの解決にあたる専門職であり,ゲートキーパーや行政や福祉関係者などを通じて「つながれる」方に位置することが多いかと思います

他方で,法律相談の窓口を訪れた方が法律問題を苦に自殺を考えていて,医療や心理の専門的支援を必要としている場合,つまり「つなぐ」べきケースも当然考えられるわけであり,弁護士もゲートキーパーとしての役割が社会的に期待されているといえます

本日の研修では,所長の自殺予防に向けた熱い想いのこもった講義,多職種によるグループワーク等を通じて,ゲートキーパー指導者の役割,自殺したいと考えている人への声のかけ方等,大変勉強になりました

私は社会福祉士なので自殺予防の視点のみならず「つなぐ」視点から業務にあたっていますが,ゲートキーパー指導者として少しレベルアップした気がします

また明日からも,少しずつレベルアップを積み重ねていきたいと思います
