2023/02/16
人生100年時代に向けての研修会
昨日(2月15日)石川県行政書士会の出前講座で、ある包括支援センター主催の「人生100年時代に向けての研修会」の講師をさせて頂きました。
朝から雪がひどくなり、当初の予定を大きく下回り6人の方が研修会に参加されました。
研修会の内容は高齢になった場合、人生100年時代を生きるために、どのようなことを準備
しておかなければならないかについて説明をしました。
判断能力が低下または亡くなった時に備え、自分の財産(特にデジタル資産の場合はIDや
パスワード)、病気、かかりつけの病院、飲んでいる薬、入居したい施設、終末期医療、
亡くなった時の葬儀の方法など、自分が亡くなるまでのことを記載しておき、信頼のおける
人にエンディングノートの置き場所を伝えておく。
そして、自分が亡くなるまでの生活等についてエンディングノートに記載したとおりに実行
されるには、家族信託、任意後見制度、その両方をセットにする方法がある。
また、自分が築いてきた財産について、相続人同士で醜い相続争いが想定される場合、または
相続人ではないがお世話になった人に貰ってほしい場合は、遺言書を作成する。
それも、遺言が無効にならないように、公正証書遺言を作成した方がよい。
以上を説明しましたが、参加された皆さんの100歳時代の生活が充実したより良くなることを
願い、研修会を終えました。