2017/06/03
生活保護基準引き下げに関する研修会
今日は,私も勉強させていただいている『生活保護削減のための物価偽装を糾す』という書籍の著者で,中日新聞編集委員の白井康彦さんを講師に迎えての勉強会に参加しました
2013年から段階的に引き下げている生活保護の基準について,厚生労働省が引き下げの根拠として示した計算方法とその問題点について,わかりやすく解説していただきました

白井さんが何年にもわたって取材・研究された結果に基づく解説は,一般的には難しい数式や用語を用いてなされる物価に関する計算について,具体的な例を用いて,どのようなデータをどのように用いて計算したのかをわかりやすく示してくれるものでした
生活保護は,健康で文化的な最低限度の生活を保障するための最後のセーフティネットにあたる制度なので,その基準が引き下げられることは,人の生存に関わる問題です
その基準が,根拠もなく引き下げられることがあってはなりません
真に保護を必要としている人が健康で文化的な最低限度の生活を営むことのできる水準まで生活保護基準を戻すことが,待ったなしで求められています




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